書道

余暇No.0021

KMさんの場合

書道作品を作る事を最終目標に、仕事終わりや休日等に、古典の研究、文房四宝の調査調達、筆を持っての練習など行っています。 文房四宝の調査調達については、社会人になる前後から加速してきています。 浜松から近くに硯に適した石が産出する地域があり、実際に出向いて石材を吟味・購入し、自分の硯を作ったりなどもしています。 石の性質によって磨りあがる墨の性質が変わり、作品の表現にも影響するため、研究しながら進めています。 作品は集中力が高まったときに突発で行う事が多いです。平日の夜だったり、休日の朝だったり昼だったり、特に決まってはいません。 準備がそれほど大変でないので、すぐ始めてすぐ終われるのが良いなと思っています。

いつからはじめましたか。

4歳くらいから始めた記録が残っています。はっきりと記憶にあるのは6~7歳からです。

はじめたきっかけを教えてください。

祖母の薦めで始めたようです。茶道華道書道とすべて習った(習わせられた?)のですが、最終的にずっと続いているのは書道でした。

どのくらいのペースで実施していますか。

不定期、作品は年に10本程度を目標。意識の中では毎日??

書道についてエピソードはありますか。

技術の高まりを評価されるのはもちろんですが、表現の意図までを汲(く)み取って貰えた時はうれしい気持ちになりました。

こだわりを教えてください。

文房四宝(ぶんぼうしほう)の硯墨紙筆には、最大限こだわりをもっています。例えば紙は、中国安徽(あんき)省産の紅星牌(こうせいはい)を主として使用し、出来たてではなく数年単位で寝かせたのち風邪をひかせた(変色した)外側十数枚を捨て内側から使う等です。

なぜ続けているのですか。

自己表現の一つとして続けています。自分の内面を実体に投影する行為が芸術なんだと思います。

これまでに辞めてしまった余暇はありますか。

ハーモニカです。ギター弾きながらハーモニカを吹けたらかっこいいと思って始めたのですが、マルチタスクが苦手でした。

小中学生のころ、夢中だったものは何ですか。

本を読むのが好きで、よく図書館や図書室で本を借りていました。一方で、みんなと自転車で遠くまで探検するアクティブな一面も??

子どものころは、どんな子どもでしたか。

比較的目立ちたがりな方でした。

KMさんにとって余暇とは。

自分自身と向き合い、フィードバックを得る時間です。大人になるにつれて、自分自身を意識する機会は少なくなると思うので?大事にしています。

今後の目標ややってみたいことはありますか。

退職後は書道教室をやりたい。

子どもたちへのメッセージをお願いします。

楽しいだけでなく、自分の成長につながったり、アイデンティティを得るための余暇もあると思いますので、自分に合う何かが見つかるといいですね。

現在はどんなお仕事をされていますか。

楽器用木材の良い音の秘密を解明する研究をしています。

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