将棋
余暇No.0045

Y.F.さんの場合
子供の頃に習っていた将棋を大人になってから再開しました。最近は将棋アプリで腕試しをしています。
いつでもどこでも、ネット上の一期一会の相手とマッチングして対局することができます。対局後の棋譜は将棋AIに評価してもらって、どこが悪かったかなどの振り返りもしています。
また、浜松市内では将棋大会も定期的に開催されているので、予定が合うときには参加しています。
いつからはじめましたか。
将棋との出会いは小学生の頃でした。ネットでの将棋対局を始めたのは大人になってからです。
はじめたきっかけを教えてください。
子供の頃は、習い事として将棋を始めました。羽生善治(はぶ よしはる)先生がテレビで取り上げられることも多く憧れていました。
大人になってからの再開は、ネット将棋がスマートフォンで簡単にできることを知り、子供の頃とはまた違う感覚や考え方で将棋に取り組めると思ったからです。

どのくらいのペースで実施していますか。
子供の頃は、月に2回くらいで将棋教室に通っていました。午前中は教室で将棋を教わり、午後は道場で同じくらいの棋力の人と何局か指していました。
今は、「将棋ウォーズ」というネット将棋のアプリで1日に1時間くらいのペースで指しています。ネット将棋だと際限なく指せてしまうので、一日中将棋ばっかりになって反省することもあります。
将棋についてエピソードはありますか。
子供の頃の将棋教室のイベントでトップ棋士の羽生先生にお会いできたのは良い思い出です。
また、職場でも将棋に興味を持って始めてくださった方がおり、一緒に将棋大会に参加するなど普段とはまた違った交流ができて楽しいです。
こだわりを教えてください。
自分の好きな戦法にこだわって磨き上げる感じで取り組んでいます。具体的には、角道(かくみち)を開けた向かい飛車(むかいびしゃ)でどう戦っていくか試行錯誤しています。
この戦法は序盤で乱戦になるような変化があったり、中盤もさまざまな盤面が見られたりと、一局一局の違いに面白さを感じています。
対局後の棋譜は将棋AIに評価してもらって、どこが悪かったのかを振り返り、次の対局でより良い将棋が指せるように心がけています。
なぜ続けているのですか。
対局に集中している瞬間が気持ち良いからです。そして、昇級、昇段のときに自分の実力が上がったことを実感できて嬉しいからです。
これまでに辞めてしまった余暇はありますか。
マラソンです。友人に誘われてハーフマラソンに申し込んでみたものの、練習をいろいろと面倒くさがってしまい、ちゃんとした準備ができませんでした。
本番ではなんとかゴールすることは出来ましたが、途中で歩いてしまったりと満足な結果ではありませんでした。余暇の趣味としては、日々の取り組みが自分にとって面白いことが大事だなと思いました。(走るのが好きな方、すいません!)
小中学生のころ、夢中だったものは何ですか。
将棋やテレビゲーム、数学の勉強などに熱中していました。
特に数学は理解を深めていくのが楽しく、中高生の頃はよく少し先取りして教科書や参考書を読み進めていました。きっかけは小学校卒業後に買ってもらった『語りかける中学数学』でした。
子どものころは、どんな子どもでしたか。
上の項目とも関連しますが、1つの物事に集中して黙々と取り組んでいたと思います。一方で幅広く友達を作るのは少し苦手で、いつものゲーム仲間とよく遊んでいました。
Y.F.さんにとって余暇とは。
自分だけの思いに集中できる時間です。
今後の目標ややってみたいことはありますか。
将棋の実力をさらに高めていきたいです。また、将棋大会への参加も積極的にしようかなと考えています。
子どもたちへのメッセージをお願いします。
子供の頃にちょっとだけ触れたことが、大人になったときに「またやってみようかな」と思うきっかけになることもあるので、色々なことに挑戦してみるのが良いと思います!
将棋は今ではYouTubeでプロ棋士の先生の解説も聞けたり、「ぴよ将棋」などのコンピューター相手の手軽な対局アプリが無料で使えたりと、昔よりも始める敷居が下がっているので、気になったら見てみてください。
現在はどんなお仕事をされていますか。
コンピューターで楽器のシミュレーション(本物そっくりに楽器のモデルを作って、その性質を計算させること)をしています。