ジャマイカの古い音楽を集める、聴く、演奏する

余暇No.0015

トミーテツックさんの場合

1960~1970年頃にジャマイカやイギリスで製作されたスカやレゲエ、ロックステディと呼ばれるジャンルの当時の古いレコードが好きで少しづつ少しづつ集めています.この手の愛好家は世界中にいるのですが、その中でも日本のコミュニティにはトップレベルのコレクターがたくさんいるので、色々教えてもらったり、時にはレコード譲ってもらったりと刺激の多い日々を過ごしています。また集めるだけでなく、みんなで集まって身長より大きなスピーカー(サウンドシステムって呼ばれます)で大音量でレコードをかけあうDJイベントに参加したりもします。また、ものすごくたまにサックス演奏もします。

いつからはじめましたか。

大学1年生(19歳)から。

はじめたきっかけを教えてください。

大学入学と同時に加入したジャズ研究会で出会った先輩に誘われて、地元のスカバンドで活動するようになったのがきっかけです。

DJをする様子1

どのくらいのペースで実施していますか。

レコード収集は随時、DJイベントは月1位、演奏は年1位。

ジャマイカ音楽のエピソードはありますか。

辛かったこと悔しかったことははっきり言って無いです。自分が知らなかった曲やとても貴重なレコードに出会えた時はアドレナリンがでます。

DJをする様子2

こだわりを教えてください。

「みんなで集まって大音量でレコードを聴く」というカルチャーは、ジャマイカではサウンドとかダンスとかサウンドシステムと呼ばれ、脈々と積み重ねられてきた独自のカルチャーなので、感謝と敬意をこめてCDやデータではなく、アナログのレコードで聴くことにこだわっています。

なぜ続けているのですか。

60年以上も前の音楽だけど言葉にできない魅力があること、この界隈のコミュニティの一員であることがとても心地よいこともあっていまだに続いています。また、このカルチャーやレコードを次の世代に引き継いでいかなくてはという勝手な使命感もあります。

DJをする様子3

これまでに辞めてしまった余暇はありますか。

スカバンドに入る前、少しだけジャズ研究会に所属していましたが、メンバーの雰囲気や音楽の”感じ”が合わず辞めました。でも、ここでの出会いがその後の音楽人生を決定付けたので嫌な思い出ではありません。

小中学生のころ、夢中だったものは何ですか。

とにかく音楽に関わること全てに夢中でした(し、今もそうかも)。

子どものころは、どんな子どもでしたか。

一回好きになってはまったモノにはとことん執着するタイプだったなと思います。

トミーテツックさんにとって余暇とは。

楽しく生きるために、仕事も好きな活動もどちらも同じくらい大切な時間です。

今後の目標ややってみたいことはありますか。

ジャマイカに行きたい(住みたい)です!

DJをする様子4

子どもたちへのメッセージをお願いします。

ちょっとでも興味があるのなら大人に何と言われようとも勇気を出して実際にやってみることが大切だと思います。人生あっという間なので。ちょっと論点がずれるかもしれませんが、文化(趣味やレジャーを含む)って”余った暇”からではなくて、ある価値観や姿勢に基づいた生き方そのもの(仕事を含む)から生まれて来たものだと思っています(音楽のスタイルなんかはまさにそのようなものですよね)。やっている本人たちは人生そのものといってもいい位大切なこととして位置づけているような気がします。

現在はどんなお仕事をされていますか。

サックスやクラリネットなどの木管楽器を研究しています。

使用する機材

この余暇に興味が湧いたら