ゲーム
余暇No.0075

シンガポールさんの場合
「死にゲー」と呼ばれる、とても難しいアクションゲームをしています。罠だらけの意地悪すぎるマップを冒険し、理不尽すぎるほど強い敵と戦い、何度もやられながら、それらを乗り越えていきます。
いつからはじめましたか
社会人になってから
はじめたきっかけを教えてください
会社の友人が、とても辛そうな顔をしながら遊んでいたのがきっかけです。「なんでそんな辛そうに遊んでるの?」と疑問に思い、遊んでいるところを側で見せてもらったのですが、難しいところをどうすれば越えられるか試行錯誤をして、狙い通りに上手く行ったときの達成感が代えがたいものだとわかりました。

どのくらいのペースで実施していますか。
年に1、2度。やるときは大抵一カ月ほど継続。
ゲームについてエピソードはありますか?
平日の夜に「寝る前に一時間だけやろう」と遊び始めたのですが、どうしても越えられないマップに熱くなってしまい、気が付くと午前3時を回っていました。翌日の仕事は大変でした。それほどまでに面白く没頭してしまいます。
こだわりを教えてください
遊ぶときは、テレビの大画面に映して、ヘッドフォンをしながらやります。高品質な映像と音に集中することで、その世界に没頭して入り込むことができます。特にこの頃のゲームは風景描写も音楽もとても美しいので、戦いのない瞬間は、まるで別世界を旅しているような気分で景色に見入っています。
なぜ続けているのですか?
試行錯誤の結果を、とてもわかりやすく実感できるからです。たとえば罠を切り抜けるためにどんな道具を組み合わせるか、強敵の攻撃をくぐり抜けるためにどのタイミングで反応すれば良いか、何度も「死んで」覚えていきます。その結果、罠を通過し、強敵を倒したときの達成感は何ものにも代えがたいです。
これまでに辞めてしまった余暇はありますか?
カメラです。「外出先で気になったものを綺麗な写真で残したい」と思い、入門者向けの一眼レフを買いました。買ってしばらくは方々へ持ち歩き色々と撮影していたのですが、撮りたいものに合わせてレンズや設定を変えるのが大変、持ち歩くのにかさばるし重いなどと思うようになってしまいました。今はもうスマホで十分満足できる画質なので、それで間に合わせています。
シンガポールさんにとって余暇とは
複雑な要因が絡んで解決が難しいこともある現実に比べて、解決が容易で達成感を得られる時間、没頭・集中することで頭の中のもやもやを解消できる時間
子どもたちへのメッセージをお願いします
学校の勉強であれ会社の仕事であれ、自分が一番やらなければならないことに向き合っていると、どうしても気が乗らなかったり疲れてしまったりすることが、これからたくさんあると思います。そんなときの気持ちの逃げ場として、余暇を過ごすための趣味をいくつか持っておくことは自分の助けになります。趣味で学んだことが、勉強や仕事に応用できることも意外と多いです。
気持ちを向けられることをたくさん持って、楽しい人生を過ごしてください。
現在はどんなお仕事をされていますか。
皆さんがインターネットを使うときに、「ルーター」という機械が働いています。そのルーターを熱い部屋に置きっぱなしにしたり、落としたりしても壊れないよう設計する仕事をしています。