資格勉強

余暇No.0051

パパさんの場合

税理士試験の勉強をしています。税と聞くとなんだかすごく難しい話で自分には関係ないと思ってしまいますよね。でも大人も子供も、日本人も海外の方も。人も会社も何らかの形でこの税というものと関わり、その恩恵を受けているのです。みんなが払う税金によって、私たちの生活に必要な学校、病院、消防署、警察署、道路、橋がつくられたり、様々な行政サービスを受ける事ができるのです。生活の質の向上、安心、安全に大きく貢献しているのがこの税金というものです。税金を納める方法はたくさんの制度や法律によってルールがつくられています。なので税理士という専門家の存在が不可欠になるのですね。そしてこの専門家になるためには国家試験に合格する必要があります。試験の科目は会計科目が2科目、税法科目が3科目 すべてに合格する事で税理士になる資格を得る事が出来ます。日々の隙間時間を使ってこの勉強をしています。 平日は子供を寝かしつけたあと、22時過ぎくらいから追い込みの時は深夜2時ごろまでやります。朝は6時前に起床して幼稚園に通う子供のお弁当を作ったら会社へ出発します。車の中では音声のみで講義を視聴しながら論点整理。7時前には河原につきそこで少し別の趣味(楽器)の基礎練習。お昼休みに20分ほどテキストで勉強、帰宅したら子供とお風呂に入り、子供を寝かせたらまた勉強。そんな毎日です。週末は基本的には子供たちと遊んでいますが夜だけは勉強しています。

いつからはじめましたか。

2021年9月13日です。まだ税理士の試験勉強ではありませんでした。この時、興味を持っていた簿記(ぼき)の試験勉強を始めた日で、記念すべきスタートラインです。実際に税理士科目の勉強を始めたのは2022年の10月からです。

はじめたきっかけを教えてください。

入社して以来20年近く楽器を作ってきました。もともと手を動かすのが得意で組立など細かい作業などを中心に続けてきました。職場の中でだんだんと役職が上がり、モノづくりからマネジメントに役割も変わっていきました。職場の管理監督者としての目標は部下の育成です。技能だけではなく幅広く学ぶ姿勢や好奇心が必要と考え指導していましたが、自分自身はどうなんだろう?と考えていたのもこの時期です。何かにチャレンジしているか? 学びは実践しているのか?そう考えている時、さらに役職が上がり生産とは全く違う部署に異動となりました。そこでは売り上げや製造原価、販管費、部門費 今まで聞いたこともないような言葉が当たり前に出てくる仕事を担当する事になりました。これは勉強が必要だなとエンジンがかかり簿記の勉強をスタートさせました。

どのくらいのペースで実施していますか。

毎日を目標にしている。

資格勉強についてエピソードはありますか。

簿記を勉強していくうちに会計理論に触れる機会が増え、その面白さに引き込まれ税理士試験に挑戦したいと思うよになりました。簿記の資格よりさらにレベルの上がった税理士の会計科目1科目目(財務諸表論)に合格した時が一番うれしかったです。

こだわりを教えてください。

自宅のリビングで夜な夜な勉強をしているのですが、自分の椅子には必ずドーナツ座布団2枚を置き姿勢を正して勉強するようにしています。

なぜ続けているのですか。

資格取得の先には専門家として独立したいという気持ちもありますが、自分が日々勉強している理由は常に何かを学ぶという行為が自分の人生に大きな喜びや発見を与えてくれるからだと信じています。学ぶという行為の対象は資格勉強だけではなく、音楽やスポーツ、昆虫採集、釣り、なんでもいいと思っています。

これまでに辞めてしまった余暇はありますか。

大人になってからですが、キャンプや釣り、水泳、ウォーキングなど時間のある時はけっこういろいろチャレンジしていましたね。でも気が付いたら趣味として残っているのは楽器。だんだん忙しくなってきて時間が無くなった事を理由にやらなくなった事はたくさんありますが楽器だけはやめないですね。いまは資格勉強と楽器の両立が精一杯です。

小中学生のころ、夢中だったものは何ですか。

トラックですね。いわゆるデコトラです。東京に住んでいたので東映の撮影所によくみんなで見に行きました。映画で使われたデコトラが撮影所の裏にたくさん止めてありました。ワクワクしましたね。

子どものころは、どんな子どもでしたか。

熱しやすく冷めやすい。

パパさんにとって余暇とは。

ありがたい時間ですね。子供も3人いてまだ小さく、妻は寝かしつけで力尽きてしまいます。私も一緒に寝かしつけをしていますが意識がなくなりそうになる前に何とか起き上がり机に向かっている毎日です。きっと幼稚園や習い事の送り迎え、家事などで妻も疲れているのでしょう。私はまだ少し余力があり何とか持ちこたえています。寝てしまう事もありますが!そう考えるといろいろなバランスの上に今の自分の時間は確保されているのだなと考えます。やはりありがたいなと感じますね。

今後の目標ややってみたいことはありますか。

子供と一緒にラッパを吹きたい!

子どもたちへのメッセージをお願いします。

楽器を続けている理由は小学生の時に先生に褒められた、ただそのことがうれしくて今でも続けいてます。また、税理士への夢は、裕福ではなかった、というか、わりと貧乏だった家庭環境とその原因として映った自営業の大変さみたいなものをいまでも忘れられず、少しでも役に立ちたいという思いがエネルギーになって継続できています。そう考えると、子供のころに感じた良い事、そうでない事、どちらも今の自分にとってはプラスのエネルギーになっているんですね。いま、経験していることの中には辛いと感じることもあるかもしれません。でも、それはやがて自分の生き方に良い影響を与えてくれる可能性があるものかもしれません。すべてを否定せず、周りの大人、信頼できる先生などに相談しながら前向きに受け止めてほしいと思います。

現在はどんなお仕事をされていますか。

トランペットやサックスなどの管楽器を作っています。

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