お気に入りの「オーケストラ」を目的にした旅行
余暇No.0024

ひろさんの場合
長年の「お気に入り」である「山形交響楽団(山響)」の演奏会を聴くために、東京から山形などへ旅行します。オーケストラの「ホーム」である山形県のホールで開催される演奏会を聴くことが多いです。コンサートを聴くだけでなく、山形に出向いて現地のお酒や食事も大きな楽しみです。「山形ならでは」の美味しい食材や料理がたくさんあって、毎回楽しみにしています。
いつからはじめましたか。
20年くらい前(2004年ごろ)からです。
はじめたきっかけを教えてください。
2003年から2004年、仙台で仕事をしていました。その際、仕事の繋がりで「山形交響楽団」(山形県は仙台のある宮城県のお隣の県)の楽団員さんと知り合いになり、何度か演奏会を聴きました。その中に、とてもとても印象深い演奏会があり「山形交響楽団(山響)」の大ファンになりました。
2004年に東京に戻ってからも「山響」は素晴らしい活躍を続け、その演奏を「生で」聴くために、東京から山形に「遠征」を始めたのでした。

どのくらいのペースで実施していますか。
年に数回です。もっと多く行きたいところですが、なかなかたくさんの回数は行けないのが残念なところです。
オーケストラをきっかけにした旅行に関するエピソードはありますか。
オーケストラの重要な演奏会として、地元の「ホーム」である会場で開催する「定期演奏会」がありあます。それぞれの演奏会ならではの、充実した素晴らしい演奏会に「生で」触れられることは、何にもまして素晴らしい体験です。
「是非聴きたい」演奏会があっても、さまざまな理由で出向けない時は、とても残念で悔しいです。
交通の都合(新幹線の遅れなど)で演奏会に遅れそうな時は、とてもハラハラします。実際に間に合わなかったことはありませんが、開演ギリギリに滑り込んだことはありました。
演奏会に出向いていることがきかっけで、山形や各地に「山響」を愛好するお仲間ができました。楽団員さんと知り合いになり、オーケストラ以外の演奏会に出向くこともありあす。時には、ファン仲間や団員さんと一緒に集まりに参加することもあります。

こだわりを教えてください。
基本は、オーケストラの「ホーム」(山形駅の近くのホーム)で聴くことです。
曲目は非常に重要ですが、どんな指揮者と共演するのか?協奏曲があるならばソリストは誰か?などさまざまな要素を調べて、出向く演奏会を選びます。
プログラムやスケジュールによっては、それ以外の土地や会場に出向くこともあります。そのような場合も、出向く土地やそのおいしいもののことは調べます。
なぜ続けているのですか。
・すばらしい音楽に、生演奏で触れられること
・真摯に音楽に取り組むプロフェッショナルの仕事ぶりに身近に触れられること
・その土地ならではの、美味しい食べ物
・その土地ならではの、さまざまな充実した体験
・同じ趣味をもち、喜びを分かち合える仲間との交流
これらが、私の人生にとって非常に大きな価値のあるものなのです。

これまでに辞めてしまった余暇はありますか。
楽器の演奏です。演奏することもしてきましたが、30才くらい以降は殆ど取り組んでいません。
機会がなくなった、練習や活動に振り向ける時間が確保できないことや、技量を獲得したり保ったりするための「練習」や「修練」にエネルギーを振り向けられなくなったのだと思います。その分「聴くこと」にエネルギーを注いでいます。
小中学生のころ、夢中だったものは何ですか。
さまざまな音楽に興味をもってきました。
小学校高学年から中学校にかけては、友人とフォークギターに夢中になったことをよくおぼえています。夜遅くまで練習したり、学校内などちょっと人前で演奏したりと、さまざまなことに夢中でチャレンジした思い出があります。
子どものころは、どんな子どもでしたか。
ちょっと変わった子どもだったと思います。
運動やスポーツがあまり得意でなかった分、音楽にエネルギーを注いでいたのかもしれません。
ひろさんにとって余暇とは。
自分自身をリラックスさせられる大切な時間です。
一方、大きなエネルギーを注いで準備し、さまざまに工夫をして時間やお金を準備して取り組める、自身のやる気やパワーを掻き立てるパワーの源、ともいえるでしょう。

今後の目標ややってみたいことはありますか。
改めて、何か楽器の演奏をしてみたいと思っています。
また、野山を歩くトレッキングを日常的にできるといいなぁ、と思っています。
子どもたちへのメッセージをお願いします。
自身が「面白い!」とか「好き!」と思えることには、思い切ってパワーやエネルギーを注いでみると、きっと何かが起こると思います。もし「特にないなぁ」と思っていても、いま関わっている「ちょっとしたこと」が将来大きな存在になることもあるかもしれません。焦ることはないですよ。

現在はどんなお仕事をされていますか。
会社の人の動き(人事)に関わる仕事をしています。「働きやすい」職場をつくり「働きがいのある」会社にするのが重要な目的です。